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朝の風景

  パトンコーが手に入らないと、朝は何かしら落ち着かない。 というのも、私のお気に入りのパトンコー屋台は、7時30分頃にはその姿を消していて、買うことが出来ない。
時間が少し遅れて行ってみると、もうそこの場所には宝くじ屋のお婆さんが座っている。

 屋台は一日中あるけれど、時間と共に入れ替わって靴の修理屋、ミシン屋、時計修理の店、果物屋台、お菓子屋などとが、毎日決まった時間に決まった場所で、商売をしている。

 花屋や焼き栗屋等の屋台を眺めながら、ホテルへ帰るのだが、視覚と嗅覚がしっかりと稼働しているので、ことのほか朝のブッフェがおいしい。
時間をかけて少量ずつ取り分けて、味わいながらいただく事にしている。

 ホテルのブッフェには豊富な果物と飲み物があるので、美味しくいただいているが、コーヒーだけは
煮詰まって苦いので、避けている。
コーヒーの味はどんな物か、タイ人も一度味わって、その苦さに顔をしかめて欲しいものである。

 ブッフェで思い出したが、いつか「ホテル日航関西空港」のバイキングランチを食べたことがあった。
ちょうどご婦人10人ほどのツアーと一緒になって、見るともなしに見ていたところ、かなり年配のかたが、大皿にビフテキをはじめ、溢れんばかりの料理を持ってテーブルへ、さらに席を立ちもう一皿、その上にご飯に果物、唖然として見とれていた。 

 なんぼなんでも食べられるわけがない、眼を白黒されて頑張っておられたが、空しく半分以上は放棄された。

 これは終戦直後の食糧難を体験された、私と同世代の身に付いた悲しい習性をお持ちだ。
この方をいじましいと思うより、飢餓の時代を生き抜いた戦友のように私には思えた。

 以後、ご婦人の行動を他山の石として、ブッフェなる食事は少なく、多種にわたって食べるように心がけている。


 

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