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バンコクのさるお寺

  バンコクの寺はいくつあるか分からぬほど多い。その寺々は朱色と金色で装飾され、まことに色鮮やかである。
どこの寺に立ち寄っても観光できている人か、タイ人が単にお参りしているかのどちらかだ。

 有名寺院ともなると、観光客が世界中から押し寄せて大混雑をしている。かと思えば大都市の喧噪が嘘のように静寂に包まれた心休まる寺も少なくない。

 ある時タイ人を通訳にして、ひなびたお寺にお祓いを受けに行ったことがある。(願い事の内容は後日公開したいと思っている)
 寺の門前には黄色いプラスチックのバケツに、一杯の果物やお菓子などが入れられて売られている。 これは寺に寄進するためのお供物である。


 1,300円のお供えを買って本堂へ上がり、線香を立てて中年の僧侶の前に進み出た。
私は日本人ですが、このようなご相談に上がりました。(通訳のタイ人がタイ語で伝える)
 以下相談事は………… うなずきながら聞いていた僧侶は、わかった、お祓いをすれば大丈夫だと請け合ってくれた。

 ほんとうかいな。 僧侶は私に向かって、神社で神主が振る御幣のようなものを何度も振るが、水に濡らしながら振るので、私は頭から上半身すべてぬれてしまった。

 次にお経なのだが、日本語のお経すら不信心な私にはよくわからないのに、タイ語でっせ、これを一緒に唱和しろ。何とおっしゃるお坊さん。 冗談ではありませんよ。

 それでは、区切りながらお経を唱えますからついてきなさい。 といわれても長い長いお経を意味もわからず、タイ語で後追いするのは難行どろではありません。 適当にふにゃふにゃ言っていたら坊様も許してくれた。

 これでお払いは済みましたから、万事うまくいきます。 ですって。

 お払いを受けて、寺院の奥に入って驚いた。そこには無くなった人の入った棺が6個2段に積み上げられていた。

 通訳のタイ人の説明で、係りの人からお札を何枚かいただき、棺にべたべたと貼った。これは死者が天国へあがる時1人で寂しくないように、ということであった。

 そのあと太い線香をもって、棺の周りを男は左回りに女性は右回りに回って、死者の霊を慰めるそうだ。 とタイ人は言っていた。 こういう寺の仕事は、表面ではわからないが、確りやっていることが初めてわかかった。

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