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久しぶりの大渋滞も懐かしい

 バンコクに高架電車BTSがまだ完成していなかった頃、ワールドトレードセンターで買い物をして、スリウォン通りのホテルまで帰ったときのことである。
雨季の6月のことなので、午後はおきまりの景気のいい土砂降り、バスは大渋滞で動けなくなった。

 夕刻に友人が尋ねて来ることになっていたので、どうしても帰らねばならない。ホテルに帰る手段はバスとタクシーしか考えられない。 ところが豪雨と渋滞により交通機関は微動だにしない。
最後の手段は、滝のような雨の中を歩くことしかないのだ。

 私はずぶ濡れになって歩き切ったのであった。 黙々と渋滞に巻き込まれて動かないバスを横目にみながら、まさに悲惨そのものであった。
スリウォン通り入る16番のバスを、ホテルにたどり着くまでに歩いて9台も追い越した辛い思い出である。

 昨日のマニラ経由のタイ航空で定刻に到着し、ホテルに向かおうとするとき懐かしい事態に遭遇したのである。
 新しくできたスアンナプーム国際空港から、バンコク都内へのアクセスは、現在タクシーとエアポートエクスプレスバス、それから一般のバス(スーツケースなどは一般客も混乗するので無理) しかない。  簡単に言えばタクシーとエアポートバスだけだ。 これでは謳い文句のアジアのハブ空港が泣きまっせ。

 私が宿泊予定のホテルは、スクムミット通りにあるので、その通りを走る AE3 系統のエアポートバスに乗った。

 このバスが、渋滞の名所である伊勢丹前を迂回してから、スクムミット通りに逆方向から入ってくることになっていたのである。 このことに気づいたとき、昔の苦い思い出が頭をよぎった。

 空港を出てからしばらくは、広い道路を快調に走っていたバスが、バンコクの都心に近づくにつれて速度を落とし、道路が高架になった場所で大渋滞のため完全に停車した。 停車した車列はそのまま道路に張り付いて、なんと1時間40分経過した。

 昔のバンコクが戻っていた。これは懐かしい。  外国人旅行者はドアを開けろ! の大合唱だ。
運転手がやむなくドアを開けると、10数人いた乗客は高速道路で停車している車の横を、大きな荷物を背負って36℃の暑さの中、一列になって歩き始めた。

 私は夕食を取ってホテルで寝るだけ、バスの成り行きに任せて「まな板の鯉」を決め込んだ。その時車内に残ったのは、私を含めて2人だった。

 夜の帳が降りて、ホテルに着いたのは、空港を出て3時間20分後であった。
日本からマニラまで3時間30分、マニラからタイまで3時間5分、空港からホテルまで3時間20分だ。

 空港からホテルまでの所要時間は、フィリピンからタイへ飛行機で来る時間より長くなってしまった。まさにバンコクの渋滞は国際級に逆戻りしたのである。赤シャツを着て道路を封鎖してみたり、のんきに空港連絡電車の完成を伸ばし続けたりしている場合か。

 空港とのアクセスである電車の開通が待たれているが、毎度の事ながら延々と遅れている。プミポン国王の誕生日である12月5日の開通予定も、当然のごとく延期された。 

最近の公式発表では3月に開通となっていたが、今はもう4月でっせ。開通などは誰も信用していませんって。


 

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バンコクのあれこれ」カテゴリの記事

コメント

こちらに引っ越されたのですね。
ぜひ前のブログもインポートしてください。
こちらの開設までされたなんて、すごいです。

一昨日、某駅前で夜お見かけしました。(犬散歩中)
後を追いましたが、お仲間とお別れされ駅に入っていかれたので追いつきませんでした。

投稿: chachai | 2010年4月 7日 (水) 23時08分

師匠に相談せず転居しましたことをお許しください。
長い間、写真を入れることに四苦八苦して悩みましたが、やっと簡単に写真挿入が出来るブログに出会いました。
まだまだ試行錯誤を繰り返していますが、何とか形を定着させたいと思っています。
またどうにもならないときは、相談に乗ってくださいね。
京阪電車の伏見桃山駅でしたか。声をかけてくださればよかったのに。 お元気でお過ごしください。

投稿: タイスキおじさん | 2010年4月10日 (土) 07時05分

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