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プラプラデーンの緑バス

プージャオで、しばらく眺めていたが、プラプラデーンに渡ってみようと思い探してみると、小さな渡船を見つける事が出来た。 小さな渡船と大きなフェリーこの格差が、ここでの重要性を如実に表している。

 この渡船に料金6円を支払って乗ってみて分かったのだが、渡船がなければ対岸に渡る他の交通手段は考えられないので、近辺の町や村の人たちにとっては貴重な船なのだ。

 約10分でプラプラデーンの桟橋に降り立った。 雨の中に何の変哲もない家々が並んだ、単なる普通の町であった。

 さて、どうしよう。 どうするにしてもトイレは必要であろう。しばらくプラプラデーンの町を歩くと官公庁らしい建物を発見した。警察署のトイレでも入っていく事があるくらいだから、これは楽勝である。何食わぬ顔で入ってみると、やはり町役場であった。

 一階にはトイレは見あたらなく、堂々と二階に上がってみると有りましたねえ。それも職員用のトイレが、見とがめられたら何も知らない外国人を装えばいいだけだ。

 用をすませて、雨の中を歩いていたら子ども連れの母親に、役所はどちらに有りますか。と尋ねられた。(役所という言葉は分からず予想) 、あの建物ですよと告げると、有り難うと云って、雨の中を子どもの手を引いて建物の中へ入っていった。

 これで、今日は一つ善根を果たしたぞ。 それにしても、道を聞くなら、タイ人らしい人に聞いてくださいね。プラプラデーンの町から、どこかへ移動しようと思ってもバスが見つからない。しかたなくフェリー乗り場まで引き返してみると、バスらしい小さいのが1台見つかった。

 しかしなあ、これがあの有名な小型の緑色のバスなんだ。どう探してもこいつしかいない。 困ったぞ。

 バンコクのバスの種類は色々あるが、こいつは個人に委託したバスで、無謀運転専門でみんなから毛嫌いされているバスだ。 これしかないのなら乗らんとしゃあない。    車内で煙草を吹かしている車掌に、行き先を聞いたら王宮だと答えた。

 田舎道を爆走していくその運転たるや、対向車線にはいることなど当然のごとく乗客に恐怖を与え、眠気の防止に努めてくれる。

 しばらくして追い越したバスがあった。 同じ6番を着けた緑バスで仲間のバスである。
同じ路線を走るので、客を拾う早い者勝ちの競争なのである。 運行時間など全く関係はないのだ。我がバスは果敢にも対向車線に入って、再び追い越しをかけて先に出た。

 このようにしてトンブリー地区を北行していくが、バスの前後の扉が開いたままなので、雨と風の洗礼に悩まされ、たまらずタークシン橋で降りることにした。

 「そこのけそこのけ緑バカが通る」とばかりに危険運転を繰り返すバスは、交通局に云わせると、断固取り締まっているそうだが、警官が袖の下の力で、みんな見逃しているので、なんの実効もない。

 タークシン橋のたもとで下車した後は、渡船でチャオプラヤ川を渡り、対岸のBTSサパンタークシン駅から電車でホテルに帰った。

 こんな面白くもない近場の旅も、行ってみなければ何も分からない。しかし一度行けばバンコクの南には、プージャオがあり、蛇行した河を渡るとプラプラデーンの町がある。

 プラプラデーンから、トゥクトゥクを利用すればサムットソンクラーンの海老養殖場に行ける。そこには海老専門のお店があるのだ。 次の機会には挑戦してみたいと思っている。

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