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チャオプラヤ河の終焉は サムップラカーン

 バンコクのチャイナタウンはバスや地下鉄など利用するより、チャオプラヤ河から行く方がよほど手軽である。ラーチャウォン桟橋を船でおりれば中華街の裏口だ。

 今回はラーチャウォン桟橋からチャイナタウンへは入らないで、同じ桟橋から渡船でトンブリー地区へ渡ったのである。
 渡ったところは、うらぶれた薄汚い場所であったが、20番のバスの基地になっていて、数台のオレンジバスが20番の番号を付けて停車していた。

 このバスはかなりの距離を走るので料金が距離制である。そのため車掌はすぐに行き先を聞きにきて、切符を切ろうとする。

 今日も終点まで乗る予定なので、車掌には 「パイ・スッサイ」 (終点まで行く) と伝えた。正式には終点にあるお寺の名前 「ワット・プラ・サムッ・チェディ」と答えるのだそうだが、舌を噛むような寺の名前など覚えられるものではない。

 さあエアコンバスで終点までのんびり行こう。バスの中はあれほどバンコクで見た、日本人の姿は全くなくタイ人ばかりである。観光客は俺一人、嬉しいような寂しいような、変な気分だ。
 
 道路沿いには高床式の家で昼寝をしているお爺さん、汚れた運河、椰子やバナナの畑、沼地には日本でも見られるガマの穂、学校、市場なども見られ、次第に田舎の様相が深まってきた。
もうここまで来ればバンコクの地図からは完全にはみ出しているに違いない。
Photo_2 

 田舎道を2時間近く走って 20番バスが数台待機している場所で、みんなはゾロゾロと下車をした。

見渡すとオレンジのバス以外にも、大型のソンテウが何台か止まっている。

このソンテウがバスから降りた客を、さらに田舎に散った村々まで運ぶのだろう。

 私はプラ・サムッ・チェディに形ばかりのお参りをして、数軒の店が集まっている所へ近寄った。

そこではガイヤーン(焼き鳥)を焼いていて、盛大に煙をあたりにまき散らしている。Photo_4

 その香ばしい匂いに惹かれて、小さな女の子が引き寄せられていく姿がとても可愛い。 でもお母さんは手を引き戻して買ってやらない。

 今少し前に進むと桟橋があって船が待機している。

 前方は緑濃き大きな島が、景観を閉ざすかのごとく立ちはだかっていてなにも見えない。

Photo_5

  三々五々に集まった乗客を乗せて、渡船は動き始めた。バンコクの中心部とは異なり、風の香りも潮風そのものとなって、大きな島を巻き込むように左へ船は進んでいった。

 

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コメント

タイスキ様、こんにちは

市内バスを終点まで^^

なかなかの冒険ですね~

新しい発見、想わぬ新鮮な体験が待っていたりしますね^^

それにしても

タイスキ様の行動力、エネルギーは何処から生まれてくるのですか?

御blogを拝見していると感心いたします

投稿: 高兄 | 2010年5月17日 (月) 23時39分

外国はタイだけでなく、いくらでもありますが、私のような不器用な人間はあちこちと、手を伸ばすことは出来ません。

 住み心地の良い国で、気の向くままに歩くことが出来るのは楽しいものです。知らず知らずのうちに、もうかなり歩きました。しかし寄る年波と云いますが、だんだん行動範囲が狭くなってきました。

投稿: タイスキおじさん | 2010年5月19日 (水) 17時52分

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