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タンタワンプレースホテルの思い出

 バンコクの、シーロム通りとスリウォン通りの間には、有名なパッポンやタニヤ、ジムトンプソンの家や有馬温泉など、日本でもよく知られる繁華街がある。
 その近くに、タンタワンプレースホテルはあって、10年ほど前は訪タイする毎に定宿として宿泊したものである。

 地の利に恵まれて、かなり家族的な雰囲気を持つ小さなホテルであった。 朝の食事はトースト、コーヒーに目玉焼き。外出から帰るとカンパリーソーダーがそっと出る。こんなささやかな内容にもかかわらず、料金は比較的に高いのである。

 それなのに、いつもこのホテルの常連のようにして泊まっていたのは、従業員の気さくさと何とも云えない優しさであった。 当時このホテルのオーナーは、タイには珍しく英国人で、客に対しても中国人とはひと味違った接し方をしていたように思う。
 
 ホテルでは三ヶ月に一回くらい、パーティーがあって客より従業員が楽しみにしていた。その日が来ると従業員は朝から気もそぞろで、仕事にも手に付かずそわそわしていた。
 朝食が終わるやいなや、調理場ではパーティーの料理作りに調理人が腕をふるうし、手の空いた従業員は、こまごまと会場の飾り付けや、広くもない庭にテーブルや椅子を広げていく。

 厨房の屋根には大きなスピーカーも設置され、午後にはタイ独特の音楽が響き始める。
夕方になると男性従業員は日頃の作業着を脱ぎ捨てて、背広にネクタイをつけウロウロし始め、女性達は色鮮やかな服装に、化粧も一段と濃いめにして、すましながらも興奮を隠しきれない。タイの女性は年齢に関係なく、原色に近い服装が実によく似合う。 

午後5時頃にはテーブルには、乗り切らないほどの料理と種類豊富なお酒が、これでもかというほど気前よく並ぶ姿は壮観であった。Photo_7

 

このパーティーの主客は従業員とその家族であって、オーナーが一言開始を告げれば、あとは食べて飲んで、しゃべりまくって、陽気なタイ人は大騒ぎとなる。

Photo_8   

   

大音響のスピーカーから流れる陽気なモーラム(田舎の民謡)に併せて踊りまくり、夜の更けるのも忘れている。

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バンコクのあれこれ」カテゴリの記事

コメント

タイスキ様、こんにちは

こんなパーティーは、初めて見ましたよ^^

いやぁ、本当に愉しそうどすねぇ~

従業員が主役というのも、驚きですが

なんか微笑ましいですね

投稿: 高兄 | 2010年6月21日 (月) 15時22分

 タンタワンホテルの一筋東の通りが、偽物のお土産をずらっと並べているパポン通り、値切ればローレックスの腕時計を1000円ほどで買える。
 その道の両側はゴーゴーバーが並び、ドアーを開けたまま営業しているから、中は見えるし賑やかなこと。

 その次のタニヤ通りは、日本人の飲み屋が集まっている通り。

 更に次の通りは、タイ古式マッサージの店が林立している。
 絶対退屈はしないので、3年くらいはタンタワンホテルを利用していたように思う。本当に楽しい思い出です。

投稿: タイスキおじさん | 2010年6月22日 (火) 08時31分

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