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モトサイとは何だ

 タイ人は、バンコクのことをクルンテープ(天使の都)と呼んでいるが、最近の車による渋滞や想像を絶する排気ガスなどを体験すると、とても天使の都とは思えない。

 そんな中で600万人の都民に加えて多くの観光客が動くのだから、交通手段には気を配らねばならない。
Photo_3 
 溢れんばかりの自家用車は別にして、我々が利用できる交通機関には国鉄、BTS高架鉄道、地下鉄、バス、タクシー、運河ボート、ソンテウ、トゥクトゥク、モトサイなどがある。

 一番小さいのはモトサイと呼ばれるオートバイである。街角に10人くらいの集団を作り、おそろいのヤッケにおそろいの背番号をつけて、近距離の客を待つ。交通機関のない路地を行く場合や、渋滞の中を急ぐ場合に重要な存在である。

 最近、トンローあたりのホテルを使うことが多いのだが、朝のモトサイの様子が実に面白い。大変混雑しているトンロー通りの東側にモトサイが並んで獲物を伺っている。獲物は電車のトンロー駅から、いくらでもはき出されてくる。

Photo_4  その獲物はモトサイの向かい側(西側)の所定の場所に立ち止まる。そこへ向かい側から急速発進したモトサイが,走行している車の間を、神業のように急カーブを描いてやってくる。そして男性の獲物はバイクにまたがり、女性の獲物はスカートのまま横座りして、どこかえ去っていく。 (料金は距離にもよるが、30円から50円までである。)

 運転手も,バックを抱えて横座りで乗る女性も、実に見事である。

  こんな朝の情景が日常繰り広げられるのだから見応えがある。朝の通勤時と夕刻の退社時には大変商売は繁盛している。客の少ない昼間はおしゃべりか昼寝だ。
  
  私など恐れの方が先に立って、よほどのことがない限り利用はしないが、見ているだけならば、スリルがあってなかなかの見物である。  この人の運転は凄い。あのお嬢さんの横座りも堂にいっとる、などと心の中で喝采を送る朝のひとときである。

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