« トゥクトゥクなる乗り物 | トップページ | 掃いて捨てるほどあるバンコクのタクシー »

みんなが愛するソンテウ 

 バンコクには、日本と同じように沢山の乗り物が走っている。しかし日本には無いけれどタイではまだ現役という乗り物も多い。これまでモトサイ、トゥクトゥク等については少し書いてみたが、今回はもう一つ聞き慣れない乗り物を取り上げてみた。

 日本ではまったく考えられない事だが、タイではトラックの荷台に人を大勢乗せて走るなど珍しいことではない。作業服を着た仕事帰りの人を満載して、バンコクの大通りを走るトラック。かと思えば親戚中の人を小型トラックの荷台に山盛りにして、海を目指すご一家もある。これが違法かどうかは別にして、当たり前のように見られるお国柄なのである。

 Photo_5 バンコクでも見ることはあるが、田舎の交通手段として重要な役割を果たしている乗り物 「ソンテウ」 がそれである。

 ソンテウは荷台に特注の長椅子を設置して、誰はばかることなく乗合自動車として営業している。

 このソンテウの殆どは、中都市や田舎の村や町で1乗車15円か、距離が長ければ最高45円くらいで、定期路線を持って、人々の足として活躍している。

 私達が日本でバスと呼んでいるのは、バンコク以外ではあまり見ることがない。これまで日本のようなバスで営業していたのは、ウボンラチャタニーとピサヌロークだけであった。

 そこでその他の村や町では、ソンテウがバスとして活躍しているのだが、これを利用しようとすれば、走行する経路を知らねばならない。

 行き先表示などはないし、まして停留所などどこにも見かけない。それでも自分で止めて、行き先を確認しなければならないから外国人には難しい。

 極めつきは自分の行きたいところへ来たら、屋根の鉄骨か手すりなどを、棒か何かでガンガン叩けば止まる仕組みになっているからたまらない。

Photo

 こう書けば何か難しそうだが、挑戦してみると、なかなか楽しい乗り物なので、私はよく利用する。

 荷台には車掌などいない場合が多いので、乗客同士の会話しか出来ないが、言葉など出来ても出来なくても通じるものだ。これが実に楽しいひとときとなる。

 こんな難しい乗り物は嫌だ。出来ない。 と思う外国人は、何10倍ものお金を出して、タクシーをチャーターしなければならない。 郷にいれば郷に従えという言葉もある。敢然と挑戦すれば道は開けるものだ。

 混み合ってきた時などには、まだ乗れる。ここに座れ。この日本人を座らせろ。などと仕切るオバサンが必ず現れてきて、なごやかな雰囲気を味わえるのもソンテウである。

  二つの写真を掲げたが、ソンテウの大きさはまちまちで、地方によっても需要によっても違うようである。

|

« トゥクトゥクなる乗り物 | トップページ | 掃いて捨てるほどあるバンコクのタクシー »

タイでのあれこれ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。