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バスの終点はパークレットだった

 ノンタブリーの桟橋前にやってきてUターンしていくバスは、数珠繋ぎになって続々と出ていく。その中から32番を見逃さないように気を配るのだから大変だ。
 ちょっと待て、停留所がない。

 川の桟橋に向かってきたバスは、徐行はするが停車すると大渋滞になるので止まらないのだ。人の動きをまねて動かないとしゃあない。なんと太陽の照りつける細い歩道が、200メートルほどにわたって、ぜーんぶバス停扱いだ。

 要するにどこでもいいから、目的のバスが来たら無理にでも徐行させて、乗ればいいのだ。 とはいうものの、縦に数珠繋でやって来るバスは、行き先表示が非常に見づらいので、動くバス1台を探し出して乗り込むことはかなり難しい。
 
  無い知恵を絞ってみたら一つ方法が見つかった。対向車線の桟橋に向かう車列を見ていれば、32番の色や特徴が記憶できるので、その特徴のバスを待てば32番の可能性が高いのだ。

 照りつける太陽に焦がされながら、奮闘努力のかいあって、行き先不明の32番のバスに乗ることが出来た。 もちろん冷房とは無縁のバスである。

 来るな来るなと願っていた車掌が切符を切りにやってきた。私の行き先はどこでしょう。 
一応 「終点まで行く」 と答えて切符は買ったのだが、そこがどこなのか分からん。

 30分位も乗っただろうか、バスが停車して動かない。もう終点かと思ったが、そうでもなさそうだ。しかたなく下車をして前へ回って行き先表示板を見ると、表示板の文字は読めないが、板の色が赤色だ。赤色は終点には行かず折り返し運転をするバスなのだ。

 少し待つと新しく32番がやって来た。今度は表示板の色は紺色(正規ルートを正常に走るバス)だった。 バスに乗るだけでも色々と勉強である。

 女性車掌に改めて終点はどこですか、と尋ねてみると返事は一言「パケット」。 なんじゃあそれは。なんだかんだあったが、それでも到着できた。女車掌が云った「パケット」 は正しくは パークレットだった。

 


 

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