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トゥクトゥクなる乗り物

 タイにはどんな田舎に行っても、トゥクトゥクなる乗り物がある。これは小型三輪自動車の荷台を客用に改造した物であるが、2~3人の客を運ぶことができる。

Photo_4  バンコクでも排気ガスを豪快に吐きながら、走っているのを時々見かけるが、最近はめっきり少なくなった。

 このトゥクトゥクは乗る前に行き先と料金の交渉が必要である。何の交渉もなく乗ってはならない。

 観光客が何げなく乗ってしまえば、メーターがついていないので、料金は運転手の好きなだけ取り放題になる。

 手軽な乗り物のはずが、なかなか面倒で気を遣わねばならない。当然廃れていく運命だろう。しかし、市場などで買い物を済ませたおばあちゃんが、大量の荷物を荷台の載せて僅かな料金で家まで走らせる姿を見ると、うーんトゥクトゥクもまだ存在価値があるな、と思うこともある。

 タイ人に対しては、おおむね良心的で優しいのだが、観光客となると「動く財布が来た」とばかりに、無理やり無い知恵を絞る困ったヤツもおる。

 私がタイへ行き始めた頃、スクミットのスイスパークホテル前にいたトゥクトゥクに乗った。乗る前にプラトナーム市場までいくらで行くか交渉をして、トゥハンドレット(200)を確認しておいた。
 ペッブリ−通りをぐるっと大回り、ま仕方がないかと思っていたが下車する時になって、 200ドル出せ。運転手いわく200バーツなんていっていない。 ドルなんて聞いてない。

 この場合は数字だけの合意で、金額の単位まで確認しなかったため、つけ込まれたケースである。これで、大もめになったが通行人に救われた。それでも300バーツをふんだくって走り去った。

 この距離なら今でも100バーツで釣りがくる。授業料は安くないが、こちらもだんだん賢くなって、いまでは絶対に起こりえない笑い話である。
 しかしビールを飲んで、風に吹かれながら、トゥクトゥクでホテルへ帰る時の爽快さには、たまらない魅力があって捨てがたいのである。

 老婆心ではあるが、王宮やワットポー付近で声をかけてくるトゥクトゥクには、絶対に乗らないのが賢明だ。敵はプロなので、まことしやかな攻め口はとてもうまい。コイツの相手になってトゥクトゥクに乗ってしまえば100%、後で泣きを見ることになる。

 私はこの巧妙な詐欺の被害にはあったことはないが、近寄ってきて日本語で声をかけられて、きたな! と楽しむことは何回もある。 この暑いのにスーツとネクタイを着用しているトゥクトゥクの運転手などいるはずがない。日本語や英語を操るような学力のある運転手もいるはずはない。こんなのが観光客に近寄ってくる。こいつらはは詐欺師として、かなり裕福な生活をしている輩なのだ。

 被害にあった旅行者がツーリストポリスや大使館に泣き込んでも、解決した事例は殆ど聞かない。こんな詐欺師の実態があっても、取り締まりすらしないのがタイらしいではないか。自己責任という言葉をかみしめて行動すべきだろう。

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