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クルンテープの大動脈

 BTS(高架電車)のサパンタークシン駅で降りると、チャオプラヤ川のサートーン桟橋である。この桟橋からエクスプレスボートに乗れば、由緒ある名所、旧跡、市場などいろいろなところに手軽に出かけることが出来る。

Photo_4   ラーチャウォン桟橋で下船すれば、チャイナタウンの街なかに出るし、ラーチニー桟橋で降りれば野菜と花の大市場パーククローン。ターティアン桟橋は涅槃仏で有名なワットポー、対岸に渡れば暁の寺と,エクスプレスボートは観光するには利用価値が非常に高い。

 乗船して九つ目がターチャン桟橋、ここで降りれば王宮やエメラルド寺院はすぐそこにある。ここの桟橋には観光客を狙って、高速ボートのチケットを、まことしやかに高額で押しつけてくるヤツがいるのでので、十分気をつけねばならない。

Photo_3  乗り場がいくつかあって、どれが本物か偽物かを判断するのが非常に難しい。 本物と偽物が共存共栄をはかっているとしか思えない。

 私はターチャン桟橋で、運河ボートの乗り場を探すのだが、なかなか見つかられない。

ボートの係員や警官に尋ねても明快な答えは得られなかった。本日はこれまで、と運河ボートを諦めて渡船で対岸のトンブリ地区へ移動し、ノーイ運河を岸から眺めて歩くことにした。
 
  歩き始めてしばらくして、運河沿いでジュースの屋台を出していたおばさんに念のため聞いてみた。「バンヤイへ行きたいのですが、ボートの乗り場はどこですか」と尋ねると、先ほどまでいた桟橋を指さして「チャン」と答えてくれた。

 チャンとは何だ、落ちつて考えるとターチャンのことだとわかった。タイ語でターは桟橋だからターチャンで間違いないのだ。

 チャン桟橋まで引き返し、長期戦覚悟で執念の見せ所とばかりに、じっと我慢をして待つことにした。 こういうときは慌ててはいけない。腰を下ろして周囲の観察にはいった。
 観光客や裕福そうな人ではなく、普通の人がどこに行こうとしているか、の見極めである。
 買い物帰りのおばさんや、病院へ行っていたであろうお年寄りが、桟橋左下の細い板道を迷いなく降りていく。  これだな! ボートを見つけるまで40分、我ながらようやる。

 このターチャン桟橋の左側の一段低い桟橋に、運河ボートがいるのだ。左側のボートはバンヤイ行き、右側にはモーン運河行きのボートがもやってあった。このボートに乗れば、トンブリ地区のノーイ運河に入って行くはずである。

  私はすでに6人ほど乗っていた左側のボートに乗り込んだ。料金はうまくいけば現地料金、悪くすれば観光料金(180円) となる。

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