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タイ女性は怖いけれど優しいのだ

 夕食は前に食べて美味しかった、近くの庶民的な食堂へ行った。ところが食材がちらほらケースにあるだけで客はいない。賑やかで気さくなおばさんの姿も見えない。
 日本には栄枯盛衰などの言葉がありますが、タイの田舎にも厳しい問題があるのかもしれない。

 しかたなく屋台街と反対側の通りを歩いていると、煌々と灯りをつけたムーガタ屋があった。ムーガタというのは、円錐形の鍋で下の円形部分には水を張って水炊きを、中央の山形の部分では豚肉を焼く変な鍋物である。

 寒さも少し覚えていたので、炭火を使うのは有り難い。さっそくムーガタに挑戦してみたが、こんなもん出来るかい。すぐに豚肉が焦げ付いて煙をあげ、見るも哀れな状況となった。 会長氏はおいガスを止めなあかんで。とおっしゃいますが、これは炭火でっせ。

 普段料理などやり慣れてないおじさん連が、見たこともない鍋など無事に出来る訳がない。これは無謀という物だ。

 隣のテーブルでは、二組の若い男女がビールを飲みながらムーガタを楽しんでいたが、外国人のおじさんが苦戦していることに気づいた。これだけの噴煙だもの従業員も気づきそうなものだ。

  すると、ここで救いの神の登場である。隣のテーブルの一人の女性が私たちのテーブルへやってきて、従業員を呼んで鍋の取り替えをさせ、最初から手際よくやり直してくれた。
 彼女はできあがったムーガタ(焼き豚)と水炊きを、我々おっさんの小皿に分け入れてくれ、調味料の使い方を説明して、自分のテーブルへ笑顔で去っていった。 ウーン秘訣は豚の脂身を最初に焼き、その脂を使って肉を焼けばよかったのだ。

 男友達は、彼女が見も知らぬおっさんのテーブルで、かいがいしく世話を焼いているにも
かかわらず、にこにこ笑顔でビールを飲んでいた。彼は大人物である。いやいやここで彼女に文句でも言おうものなら、後が怖いのだろう。

 タイの女性は事と次第によっては恐ろしいが、本当は笑顔が素敵でとても優しいのだ。

Photo_2  メコン河がタイ領に沿って流れているのは、ゴールデントライアングルから下流である。

 我々がメコン河の雄大な眺めに感動するのは、ラオスとの国境、チェンセン、ノンカイナコンパノム、ムクダハーンなどで、タイを訪れるたびに、ああまたメコンが見たいと思ってしまう。

 この写真は左のメコン河を眺めた後、川岸前方を見たところである。

 この前方に向かって足を進めると、インドシナマーケットにたどり着く。ただ残念なことに売られている商品は、ラオス、中国、ベトナムなどの、安物雑貨が多いのでお薦めは出来ない。

 このマーケットの手前に砂糖黍を搾って、ペットボトルに入れて、クーラーボックスの氷でよく冷やした飲み物を売る屋台がある。疲れたとき暑い時に飲めば生き返る。

 

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