« 同胞ながら 嫌らしい女 | トップページ | タイ人の行くマッサージ店 »

イサーンディスコの夜

 とにかく今晩はワンちゃんの慰める会をもつのでタイスキさんも来い。と強いお誘いがかかり、やむなく参加することにした。
 分乗したタクシーの着いたところは、トンブリー地区のイサーンディスコだった。

 屋内には数多くのテーブルが並び正面ステージでは、楽団が大音響でモーラム(東北タイ特有の民謡)を演奏し、女性歌手が歌いダンサーが踊っていた。さながら東北タイ王国に、さまよい込んだかのようであった。

  ノイちゃんを中心とする中年女性の一群に、遅れてきた4人を加えて、8人の強力おばはん軍団がステージ前のテーブル3卓を占拠し、大宴会を開く準備は整った。

 タイの女性は普通アルコールはたしなまないのだが、彼女たちに対してはその尺度はまったく無縁であった。 テーブルにはイサーン料理が次々と運ばれて、ビールの空瓶も林立し始めた。

  日本のおばはんのクレームが原因で解雇までされたのだから、恨み言の矛先が日本人である私にも、向かってくるだろうと覚悟をしていたが、まったくの杞憂であった。
彼女たちの慰めの言葉は、運が悪かった。オーナーやマネージャーの心が悪い。に集中していた。

 隣の人の声さえも、大音響のモーラムは打ち消してしまうが、彼女たちは負けずに泣き、笑い、叫びながら食べて飲んでいる。
 今晩は慰める会のはずだったが、それすら楽しむ一時にしてしまっている。まったく楽天的で陽気なタイ人達である。
 
 歌手もダンサーも、楽団員もまた客も、イサーンの人ばかりだから「同郷」の気安さと連帯感があって、雰囲気はすばらしく盛り上がっている。

 演奏されているモーラムは、どの曲も同じように聞こえるのだが、3曲か4曲目くらい毎に、客が一斉に立ち上がり、男も女もステージ前や通路で踊り出す。
 年齢に関係なく全員が、踊りに陶酔するというか踊り狂うというか、その姿を私は唖然として眺め続けていたのであった。

 日本人にも踊り好きの人はいるのだが、この東北タイ (イサーン) の人達は、楽天的な民族の血を色濃く祖先から受け継いでいるに相違ない。 

 午前1時が過ぎた。老体のおじさんは眠さに耐えかねて、引き上げることにした。彼女たちは朝まで踊っているそうだが、マッサージ中に居眠りなどして解雇されるなよ。
一緒に行った中で2人は顔も知らないおばさんであったが、親切で気のいいおばさんばかりで、楽しい夜だった。

  私は心地よい夜風に当たりながら、、ホテルまでトゥクトゥクに乗って帰り着いた。ご機嫌である。

|

« 同胞ながら 嫌らしい女 | トップページ | タイ人の行くマッサージ店 »

タイ古式マッサージ」カテゴリの記事

コメント

タイスキ様、こんにちは

京都も、冷たい風、冷たい雨が降る季節となりましたね

この冷秋で、京都の紅葉も進むでしょう

>午前1時が過ぎた。老体のおじさんは眠さに耐えかねて、引き上げることにした

ご苦労さまでございます^^;

タイの、おばさん軍団と、濃密な夜を過ごされましたね

しかし、タイスキ様はお優しいですね♪

投稿: 高兄 | 2010年11月 2日 (火) 23時05分

この記事へのコメントは終了しました。

« 同胞ながら 嫌らしい女 | トップページ | タイ人の行くマッサージ店 »