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誰のための エアポートリンク?

 待ちに待った、空港から都心に向かう電車がこの8月についに開通した。しかし利用した人の感想は悪評ばかりで、よく言う人は少ない。空港から辺鄙なところばかりを走って地下鉄、BTSに乗り換えられるというが、どうも接続に問題があって役に立っていないそうだ。

 エアポートバスもタクシーも不安定要素が多いので、新たに完成した電車に大きな期待を抱いていたタイスキおじさんは、またかいなあ。と落胆しきりであった。エアポートリンクなんて生意気な名前が恥ずかしくないのか、よう走れたモンや。

 そこで重さ15㎏のスーツケースを引いて、エアポートリンクに乗車してみた。空港2階の到着階からエスカレーターで地階の左端までやって来た。人の少ない寂しい場所だが、それでも切符売り場はある。

 まだ開通して3ヶ月しか経たないので、切符は全線15Bの大サービスだ。それでは改札機は、ない! まだ暫定なので改札口付近に立っているおじさんに切符を見せるだけだ。40メートルほど進むと外観は立派な3両編成の電車が停車していた。

Photo_3  乗車してみると1車両に5人くらいはスーツケースを持った客が座っていた。どうも落ち着かない綺麗な電車だ。

 客の少ない電車も時間が来ると定刻発車である。

 バン! と車内に響き渡る大きな音がした。一瞬度肝を抜かれるような大きな音である。 この音はドアーが左右から閉まって、その後手前にバンと引かれて安定する仕組みだった。

 それはなかろう。その時足を挟まれたら骨折は免れない。骨折事故は時間の問題と思うのだが。 心臓に響くようなこんな大きな音が、駅毎に鳴り響くのだから、眠気を振り払うには役立つだろうが、やはり欠陥電車だと云わざるを得ない。

 空港を出た電車は途中7駅で、終点パヤタイ駅に約30分で到着した。重いスーツケースを持つと、ここからが問題だ。パヤタイ駅の到着ホームは4階にある。当然次は3階に降りるのだが、何とエレべータ-もエスカレーターもない立派な駅なのだ。

 ここで足腰の弱ったタイスキおじさんに、15㎏のスーツケースを担いで下りろとはい何と言うことだ。階段を約25段も数えてやっと3階に降りる事が出来た。

 3階から2階へもエスカレーターもなく階段だ。金はないけど時間には余裕があるので、入念に調べてみるとエレベーターが1基隠してあった。エレベーターのドアーには車椅子のマークしかなかったが、重い荷物でも当然利用できるはずだと乗ることにした。それを見ていた係員もないも云わなかったからいいのだろう。

 2階まで降りるとなめらかな傾きを持った通路があって、20メートルも行くとBTS高架電車のパヤタイ駅に無事接続していた。BTSのホームには登りのエスカレーターが1個所あるので、階段の恐怖はない。

 空港からBTSにたどり着く場合の恐怖は3個所だ。ドアの閉まるド迫力ある大音響。時間によっては日本の通勤電車さながらの混雑。パヤタイ駅にある25段の階段。大阪からの午前便で到着した乗客は、間違いなくラッシュにかかって、エアポートリンクもBTSでも肩身の狭い思いをしなければならないだろう。

 念のために書いておくと、急行駅のマッカサン駅で下車してタクシーを拾うか、地下鉄に乗り換えればいい。などと物の本には書かれているが、これは歩き回って迷うだけ、私はパヤタイ駅まで行ってBTSに乗り換えるのが一番いいと思っている。

帰途の空港行きの場合はどうだろう。BTSパヤタイ駅からエアポートリンクのホームまでエスカレーターが一応完備しているので、帰国する場合は問題がない。

 エアポートリンクと名付けた電車が開通したと聞いて、これでタイへ出入国する観光客やビジネス客も、アクセスに気を遣うことなくなったはずなのだが、これには但し書きがある。

 それはラッシュ時間を避ければ、観光客も快適に利用できると言うことだ。大阪から到着する便は2便とも朝夕どちらかのラッシュにかかるので、気持ちよう使うことは出来ないのである。

 現在の全線15Bのサービス期間が終わり、通常料金になってラムカムヘンあたりの学生の乗車が減少すれば、多少は混雑が緩和するのかも知れない。色々と調べてみたが、タクシーを利用するしかないか。と落胆している。

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