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2011年7月

空港でこんな光景を見た

 私は観光都市に住んでいるので、外国人はイヤと言うほど見ている。私だけでなく日本人の多くがこれらの人を「外人」と呼んでいる。

 ところが韓国や中国、その他のアジアの人に対しては何故か「外人」とは呼ばない。「外人」というのはどこの国をさしているのだろう。 

 私がよく行くタイでもやはり同じである。日本人、韓国人、中国人、台湾人は一目で国名がわかって、私などコンイープンと呼ばれてしまう。ところがタイ人は白い肌の人達をすべて「ファラン」でかたづけてしまう。

 タイ近隣の人達や日本、韓国、中国、台湾以外の国は全部がファランなのだ。そしてこのファランが一番エライ国の人達だと信じているから困ったものである。ホテルなどでもその扱いは鄭重そのもののように見える。

 こうしてチヤホヤされている内に馬鹿な白人でも、自分がひょっとすると、尊敬に値する人間だと錯覚するするようになるらしい。

 昨秋スアンナプーム空港で、タイ航空のカウンターへ行くと大きな怒鳴り声がしていた。見ると立派な黒い背広をリュウと身に着けた、背の高いファランである。どうやらスーツケースの重量オーバーの超過金で揉めているらしい。

 可哀想に担当の若い娘さんは、オロオロしている。ファランの剣幕に負けてそのまま受け付けることにしたらしい。 重いスーツケースをレーンで動かそうとした時、荷物が横に倒れた。その拍子に偶然扉が開いて3~4個の荷物が転げ出た。

 何としたことだ。転げでた荷物の中に、きちっと巻いたタイ航空の毛布が2枚あったのだ。紳士然としたファランのオッサンよ。往路の機内からパクって来たのだろうが、立場が逆転してしまったな。

 偽紳士は毛布2枚をカウンターに置いて、逃げるように去っていった。

 担当の若い娘さん、私もそうだが白人とゆうだけで、大きな顔をさせることは無いのです。いくらファランといっても、居所もなく世界を放浪しているのも、自国で食い詰めたヤツや犯罪を犯して逃げ回っているのもいるのだ。

あなたはさすがに微笑みの国の女性だけあって、笑顔で立派な対応でした。

 

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