チェンマイ

ホテルもホテルなら 客もまた

 この無愛想なホテル、白亜の美しいホテルの新館はピン川に影を映して誠に綺麗に見えるのだが、部屋まで上がってみるとスイッチはガタガタ、ソファーは破れ、清掃は行き届かず、おまけにトイレの電球は切れていた。

 こりゃいかん。選択を完全に間違った。すでにクーポンを切っていたので、今更ホテルを替えることも出来ない。 まあ、どんなことになるか分からぬが、勉強と思って体験してやろう。 この時点で腹立しさは薄れて何となく面白くなってきた。 夜はナイトバザール近辺で食事を摂ってホテルでふて寝する。

 ナイトバザールの近辺には、路上でフットマッサージをするグループが、観光客を目当てにあちこちで営業している。 2時間で1200円くらいになろうか、女性が元手なしにこれだけ現金収入を得る商売は、他にはなかろう。


 それでも着実に朝はやって来て、一階に近づくと何やら騒がしい。 レストランに恐る恐る近づくと、いた!  日本の隣の方にある大きな国の団体客ご一行様だ。 口角泡を飛ばす会話の騒々しいこと、まさに喧嘩腰である。

 こりゃあかん。  諦めてご一行様の食事が終わってから、改めて朝食を取る事にして、気の弱い二人は朝のピン川畔の散策に出かけた。 しかし、かの国の人たちは人間のスケールが違うのか、傍若無人というのか、早く云えば野蛮としか云いようがない。

 こんな身勝手な国民が蝟集している国なので、尖閣列島はうちのもの、体当たりをしておきながら、謝罪して賠償金を出せなど、厚顔無恥な要求までしてくるのだ。京都観光に来ている人によく出会うことがあるが、いい印象を持つようなことはない。この度の事件でいよいよ嫌いな国のランク度が跳ね上がった。

 もうレストランも空いた頃ではないかと、1時間ほどしてレストランに行くと、ご一行様は誰も残っていなかった。それだけではないぞ。  テーブルの上も床の上も残飯が散乱して足の踏み場もない。
 まるで廃墟さながらであった。この国の団体客がいつも泊まっているホテルだと知っていたら、絶対に泊まらないのにと嘆く二人であった。

 おまけにブッフェの料理は全部食べ尽くされて、何も残ってはいなかった。 従業員はどこから片づけたらいいか途方に暮れていた。 俺たちはまだ、食べていないのだが、どうすりゃいいの。「ダイアモンドリバーサイドホテル」 名前は一流だが、二度と泊まりたくないホテルのチャンピオンだ。

 しかし考えてみれば、団体客の国では、これが日常であり当たり前のことなのだろう。 それを見て非難している方が間違っているのかも知れない。 彼らにしてみればいつも通りだ、ほっておいてくれ! ということに違いない。

 他国のこんな状況を目にするのも、異文化の体験かもしれないが、こんな状態を理解し学ぼうとは思わない。レストランからの帰りに通った部屋では、退去した部屋のメーキングに従業員が絶望的な表情で苦戦していた。

| | コメント (0)

ノック先生の田舎を訪れてみた

 ノック先生と瞑想の寺にお参りをした後は、チェンマイから車で40分ほど田舎にある彼女の家を訪れた。  彼女はチェンマイに住んでいたのだが、田舎の母親が病身なため、屋敷内に高床式の離れ屋を建て一緒に生活をしている。

 彼女が給料をコツコツ貯め、母親の身を心配して建てた家には、大中小の3匹の犬が、おとなしく甘えながら同居していた。

 新しい家は高床式なので、風がよく通り抜け夜には蚊帳が必要だが、住み心地は抜群でとても気に入っているとのことである。 台所、寝室、トイレシャワーが付いた家は、羨ましいほどであった。居間には仏陀がお祀りしてあったが、さすがにタイ人の家なので,近親者の故人の位牌などは無かった。

Photo_4  日本では庭で野菜や果物を栽培することは少ないのだが、彼女の家の庭には、いろいろな果物が栽培されていた。

 お隣の農家では屋根の2倍もあろうかという、大木の実が収穫期を向かえていた。

 ご主人が高いところへ登って、長竹を振り回すとバラバラといくらでも鞘に入った実が落ちてくる。

 旦那が疲れて一休みすると、若奥さんが拾い集める。これは「タマリンドウ」だそうだ、この名前はどこかで聞いたことがある。

 集めたタマリンドウを選別し明日の市場に持って行くそうだ。 世界の三大スープの一つと言われるトムヤムクンの、酸っぱい味付けに使うのだそうだ。
 
Photo_6
 家より遙かに高いタマリンドウは、これでも豆科の植物で、皮をむいて舐めてみると、なるほど甘く酸っぱい味が口いっぱいに広がってきた。

  
 こんな大木の実で、トムヤムクンの味付けをしているとは思いもよらなかった。

いよいよ明日はチェンライへ移動だ。

 チェンライは私の大好きな町である。年に一度は必ず訪れるほどなのだが、今年も無事に訪ねることが出来そうだ。

  

| | コメント (0)

チェンマイの瞑想の寺 ワットモンルシー

 朝9時にノックちゃんが迎えに来てくれた。彼女は何度も日本に来て、日本語の勉強をした女性である。 これまで、日本語のガイドをしたり、バンコク横浜タイヤに勤務したりしたのち、現在はチェンマイの高校で日本語の授業を週22時間受け持っている先生だ。

 今日は、チェンマイから西へ50㎞ほどの距離にある、座禅を組み瞑想をすることで有名な、ワットモンルシーにお寺参りに行こうと誘ってくれたのである。

 このお寺は決して立派で大きなお寺ではないが、座禅を通して、人々の優しい気持ちを育むと云うことで、毎年12月12日から22日の間に、タイの全国各地の僧侶有志が集まって修行する。

Photo_2  今年は10日間で1800人の僧侶が一人用の簡易テントを持参して寺の庭で起居し、その眺めは壮観であったそうだ。


 彼女は最近ダイエットをかねて、ヨガをはじめ、その縁もあってこの寺で教えを受けることになったそうだ。


 50代の僧侶は、誠に温厚な方で、我々二人を庭にしつらえてある座禅堂に案内して、有り難いお話を1時間以上聞かせてくださった。もちろんタイ語ではあるが、今日は立派な私設通訳付きだから内容はよく分かる。

 しかし有り難いお話も、愚人を誇る私のことなので、後で思い起こしても、あまり賢くはなっていなかった。

Photo_3
 なにぶんブログに写真を貼り付けることは、初めての経験なので、まだまだ不十分でありますが、今後は充実していきたいと思っています。

 これも昭和初期に生まれた、時代遅れの男の悪あがきであります。

 写真入りのブログなど、背伸びしすぎでありましょうが、努力はしますので長い目で見守って頂けたら幸いです

| | コメント (0)

チェンマイのメーピンホテル

 バンコクでは渋滞に巻き込まれ、そのあとの2日間も慌ただしく過ぎて、いよいよチェンマイへ出かける日となった。 スーツケースはバンコクのホテルに預けて、身軽な装いで出発した。

 BTSの終着駅オンヌットまで行って、電車の進行方向左にあるバス停留所から、552系統のオレンジバスに乗った。 このバスの終点は空港バスターミナルだ。  乗客は少なく郊外へ向かうため、殆ど渋滞なく快走するバスである。

 空港バスターミナルは、空港からかなり離れた場所にある。このターミナルからはシャトルバスが頻発していて、出発階までには何の問題もなく行くことが出来る。       BTS高架電車20B、552番のバスは37B、シャトルバスは無料と非常に安い料金で到着する。(計160円 ) 

 スーツケースのように大きい荷物は無理かも知れぬが、リュックくらいなら楽に乗せることができる。料金が安いだけでなく、利用客が少なくガラガラ状態で、道路はすいている。所要時間は1時間30分を見ておけばいいだろう。 ぜひ一度お試しありたい。

 空港の4階にあるバンコクエアウエイ (BG) カウンターで、Eチケットと搭乗券を交換するのだが、必要なものは、Eチケット、パスポート、クレジットカードの3点であった。

 そのあとゲートに向かうのだが、待合室には行かず、BG客ならラウンジが誰にでも使用できるのでそちらをお勧めする。ラウンジは座りやすい椅子が並び、コーヒーやその他の飲み物、お菓子やパンなどがフリーで雰囲気はとても良い。  早く来てゆっくりくつろぐべきであろう。

 25年も前になるか。アジアの歌姫といわれた台湾出身の女性歌手テレサテンが、日本で活躍していた。彼女の歌う「時の流れに身をまかせ」や「港町ブルース」などは一世を風靡したものだ。

 彼女がやるせない声の中国語で歌う「北国の春」や「襟裳岬」などは台湾、中国はもちろんアジア全域で爆発的に広まっていった。 そのテレサテンがチェンマイの、インペリアルメーピンホテルに滞在中42歳の若さで急死したのだ。                               

 今回のチェンマイは、インペリアルメーピンホテルに泊まってみようと思っていたので、弟を通してユパラート高校の先生に予約を依頼した。 ホテルのフロントでは高校からの連絡があって、タイ人価格でチェックインすることが出来た。

 バンコクでもそうだが、ホテルの料金は二重価格になっていて、タイ人は安く外国人には高く設定されている。私の友人であったN氏など、いつも懇意の飲み屋の親戚として、安い料金でホテルに宿泊されていて、羨ましく思ったものだ。
 
 野次馬を自認する私は、さっそくテレサテンが毎日のように通ったと云われる、ホテルすぐ近くの、ラタナーと呼ばれるラーメン屋を探してみたが、閉店したのか見あたらなかった。

Tyennmaiitiba_2  

チェンマイの市場の果物は安い。マンゴーなど1個がなんと15B(45円)で買える。

 そして頼めばその場で皮をむいて、食べやすいようにカットして包んでくれるから、ありがたい。。

| | コメント (0)

チェンマイ瞑想の寺 ワットモンルシー 

 朝9時にノックちゃんが迎えに来てくれた。彼女は何度も日本に来て、日本語の勉強をした女性である。 これまで、日本語のガイドをしたり、横浜タイヤに勤務したりしたのち、現在はチェンマイの高校で日本語の授業を週22時間受け持っている先生だ。

 今日は、チェンマイから西へ50㎞ほどの距離にある、
座禅を組み瞑想をすることで有名な、ワットモンルシーにお寺参りに行こうと誘ってくれたのである。

 このお寺は決して立派で大きなお寺ではないが、
座禅を通して、人々の優しい気持ちを育むと云うことで、毎年12月12日から22日の間に、タイの全国各地の僧侶有志が集まって修行する。

 今年は10日間で1800人の僧侶が一人用の簡易テントを持参して寺の庭で起居し、その眺めは壮観であったそうだ。
 彼女は最近ダイエットをかねて、ヨガをはじめた
そうで、その縁もあって、この寺で教えを受けることになったそうだ。

 50代の僧侶は、誠に温厚な方で、我々二人を庭にしつらえてある座禅堂に案内して、有り難いお話を1時間以上聞かせてくださった。もちろんタイ語ではあるが、今日は立派な私設通訳付きだから
内容はよく分かる。

 しかし有り難いお話も、愚人を誇る私のことなので、
後で思い起こしても、あまり賢くはなっていなかった。

 なにぶんブログに写真を貼り付けることは、初めての経験なので、どのようにしたらいいかよく分からない。


 これも昭和初期に生まれた、時代遅れの男の産物であろう。

 いろいろと皆さんにお教えをいただきたいと思いますので、よろしくご指導ください。




    




 

|

チェンマイのホテルへ

  マニラを経由して、タイでは渋滞に巻き込まれて過ごした二日間はすぐに終わり、いよいよチェンマイへ出かける日となった。 スーツケースはバンコクのホテルに預けて、身軽な装いで出発した。

 BTSの終着駅オンヌットまで行って、電車の進行方向左にあるバス停留所から、552系統のオレンジバスに乗った。 このバスの終点が空港バスターミナルだ。乗客はまばらで、殆ど渋滞なく快走するバスである。

 バスターミナルは、まだ空港まで歩ける距離ではないので、ここからは頻発するシャトルバスに乗ればいい。 BTS高架電車20B、552番のバスは37B、シャトルバスは無料である。(160円 )
なおシャトルバスは、エクスプレスコースを選べば、空港4階(出発階)に直行する。

 スーツケースのように大きい荷物は無理かも知れぬが、リュックくらいなら楽勝である。料金が安いだけでなく、利用客が少なくガラガラ状態で、道路はすいている。所要時間は1時間30分を見ておけばいいだろう。 ぜひ一度お試しありたい。

 空港の4階にあるバンコクエアウエイ (BG) カウンターで、Eチケットと搭乗券を交換する。この場合必要なものは、Eチケット、パスポート、クレジットカードの3点である。

 そのあとゲートに向かうのだが、待合室には行かず、BG客ならラウンジが使用できるのでそちらをお勧めする。ラウンジは座りやすい椅子が並び、コーヒーやその他の飲み物、お菓子やパンなどがフリーで雰囲気はとても良い。  早く来てゆっくりくつろぐべきである。

 快適なバンコクエアーがチェンマイ空港につくと、ユパラート高校のソムサック先生の奥様が出迎えてくださった。
 あらかじめ弟から、ホテルまで案内して頂くよう連絡をしてくれていたのだ。私のリクエストはインペリアルメーピンホテルである。

 ホテルのフロントでは高校からも連絡があったようで、タイ人価格でチェックインすることが出来た。バンコクでもそうだが、ホテルの料金は二重価格になっていて、タイ人は安く外国人には高く設定されている。

 私の友人であったN氏など、いつも懇意の飲み屋の親戚として、安い料金でホテルに宿泊されていて、羨ましく思ったものだ。

 メーピンホテルはアジアの歌姫として日本人を魅了した、台湾人歌手「テレサ・テン」が死亡したホテルだ。テレサ・テンはチェンマイを、そしてメーピンホテルをこよなく愛して、このホテルの一室で亡くなったのだ。

 私は彼女が毎日のように通ったと云われる、ホテルすぐ近くの、ラタナーと呼ばれるラーメン屋を探してみたが、閉店したのか見あたらなかった。

|

チェンマイで何をしたのやら

  チェンライはわずか3泊で、再びチェンマイへ舞い戻った。
チェンマイプラザホテルにチェックインして、館内にある旅行社の前を通ったら、前にガイドをしてくれた青年がめざとく見つけて、声を掛けてきた。

 どうです、これからドイステープとメオ族の村へ行きませんか。彼の車はまだ新しい日本車で乗り心地がよく、また彼のガイドぶりも日本語がペラペラのペーラだから、うっかりその気になりかけたが、思いとどまった。

 と言うのも、この有名な山のお寺へ上がる山道が、私の車酔いの波長とぴったり合っているのだ。
タイで車酔いなどすることは無いのだが、これまでに3回お参りして、3回とも車酔いなのだから鬼門もいいところだ。 行かない。

 その代わり、ピン川のクルーズとカントークディナーを頼んだ。 あまり興味はないが一度も経験がないので、ここは学習である。
 カントークディナーなる物は、丸いお膳に数種類のありふれた田舎料理で、タイ舞踊も披露されていた。
 しかし、これは観光客を意識した昔の夕食で、一度食べれば二度目はもういらない。

 夜はお馴染みのナイトバザールへ繰り出した。このバザールのあちこちにはリクライニングチェアーを5~6台も並べて、野外でフットマッサージをやっている。
これはこれで疲れは取れるかに思うけれど、機械的な感じがして情緒が全くない。

 チェンマイは「北方の薔薇」と称されるほど、豊かな歴史と温暖な気候に恵まれているので、外国人が多数滞在している。
もちろん日本人も多く、長期滞在される方も年々増加していて、悲喜こもごもの話はよく聞く。

 今回チェンライから、再びチェンマイへ舞い戻ったのは、チェンライで面白い話を聞いたからである。 その話とはチェンマイからスコータイヘ、小さな飛行機で簡単に行けるようになったそうだ。
こういう話にはフグのように、簡単に引っかかる、タイスキおじさんなのだ。

 スコータイの遺跡を訪ねる旅なんて、全く予定していなかったがまあいいか。
ホテル内の旅行社に航空券の手配を依頼して、確保は出来たが、後で思えばよく航空券が取れたものだ。

|